死ぬかと思った・・・(꒪꒳꒪;)
こんにちは。
コーイケルホンディエのハム、2歳11ヵ月です。
先日いけ図々しくも「歯磨きガムの達人」という記事をアップしましたが、その祟りでしょうか?
この3年で2度目の「死ぬかと思った」話です。
牛皮ガム、喉に詰まる💦
まさかこんなことが我が家に起ころうとは夢にも思いませんでした。
それは日課のシャンプーの時の事・・・。
稀にストレス軽減のためドライヤーで乾かす時に牛皮ガムを与えるのですが・・・。
夢中でカミカミしていたハムから乾いた咳のような音が2回聞こえて・・・。
「ハム、どうしたの?」
覗き込むとついさっきまで10センチ以上あったガムが見当たらないではありませんか!!
こんなに早く食べ終わるはずがありません。
「お口開けてごらん(汗)」
ヒィィィッ!!!!
まさにこんな感じで唾液で粘着質になったガムが詰まっていたんです。
慌てて口の中に残っている部分を引っ張りましたが、粘着質だからなのか結構な力が必要でした。
詰まっていた時間は5秒以内、さらに口に残っていた部分が長かったから良かったものの・・・。
もっと悪い事態だったら・・・・と想像するだけでゾッとします。
ハムは辛くなかったのかケロリと「ガム返して!」って目で訴えてきましたが、とてもじゃないけど渡す気にはなれません(笑)
本当に生きた心地がしなかった瞬間です。
|もしも本当に窒息状態になってしまったら???
幸いにも今回は事なきを得ましたが、今後同じようなことが起こらないとも限りません。
もしも愛犬が何かを喉に詰まらせてしまったら????
この機会に対処法を学んでいきたいと思います!
■どんなもので喉を詰まらせる?
・おもちゃ(ゴムボール、ぬいぐるみのパーツ、電池、部品等)による窒息
・犬のガムやジャーキー、豚の耳や動物の骨片を飲み込みきれずに窒息
・ヘアゴム、洗濯ネット、飼い主の靴下や下着を飲み込んでの窒息
・ビニールに入ったえさをビニールごと食べてしまったことによる窒息
・食べ物がくるまれていた包装紙を飲み込んだことによる窒息
・ソファーやクッションの綿を引き出して飲み込んだことによる窒息
・ビニールひもなど、ゴミを噛み散らかして遊んでいての誤飲窒息
など
■こんな時はすぐに飲み込んだものを除去!
犬や猫が異物を吐き出そうとする場合は、前足を踏ん張り、下方約45度に口を大きく開いて咳き込むことが多いです。
こんな時はすぐに処置が必要です↓↓
・何かを吐き出そうとしていて、なかなか出せそうにないとき
・吐き出せずに倒れてしまった場合
・吐き出そうと咳をしていたが窒息で咳をしなくなったとき
■気道確保の方法
(1)施術者が跪いて、要救助ペットの口と同じ高さになります。
(2)施術者が右利きの場合、要救助ペットの前足と後足の間から左手を入れます。
(3)前足の間から、手のひらを上向きにして、ペットの喉を支え、気道の確保を行います。
(4)犬も猫も、四つ足を踏ん張った状態で気道内に詰まった異物を吐き出そうとするため、足を持ち上げないようにして、吐き出しやすい角度を保てるようサポートします。
(5)いつでも背部叩打法ができるよう、身構えておきます。※短頭犬は気道が短いため、真っ直ぐに喉を伸ばしてしまうと、気道を狭くしてしまう恐れがあるため、人の赤ちゃんの気道の確保と同じように少しうつむく角度の気道確保で十分であることが知られています。
■詰まらせた物を除去する方法
1.背部叩打法(小型犬・中型犬)
反応のあるペットに対して、肩甲骨の間を5回ほど強くたたくことを繰り返し、気道異物を除去する方法。ペットが咳をして吐き出そうとするタイミングに合わせるとさらに効果的です。
★ポイント★
・肩甲骨の間を強くたたくときに、できるだけ手を広げて面積を大きくすることと思いっきり叩きます。
・5回叩くごとに吐き出したかをチェックします。
・呼吸中枢がある、拳で叩かないように注意します。
・叩く位置は肩甲骨の間(目安として肋骨4番から6番)の間が効果的と言われています。
2.チェストトラスト法(小型犬)
四つ足で踏ん張っているペットに対して、両手を大きく広げて胸の両サイドから同時に強く吐き出そうとする方向へ圧迫して、気道異物を除去する方法です。ペットが吐き出そうとするタイミングに合わせると効果的といわれています。
★ポイント★
・猫、小型犬には効果的ですが、中型犬以上は背部叩打法かハイムリック法を勧めています。
・目安として肋骨5番から7番を両サイドから両手の平を大きく広げて肘を横に立てて、挟むように同時に圧迫します。
3.腹部突き上げ法
反応のあるペットに対して、拳を上腹部に当て、斜め上方に圧迫して、体内圧を高めて気道異物を除去する方法です。ペットが吐き出そうとするタイミングに合わせると効果的です。ただし、一般的に小型犬には行いません。また、妊娠している未成熟のペットには背部叩打法かチェストトラスト方を実施します。
効果的な要領は、ペットの背後から両方の手を脇から通し、片方の手で握り拳を作り、ペットの上腹部(へそとみぞおちの中間部)に当てます。このとき握り拳が剣状突起や肋骨に当たらないように注意が必要です。
異物が除去できた場合でも、内臓損傷を疑って獣医に連れて行くよう飼い主に勧めることが大切です。
★ポイント★
・ペットの後ろから密着して行います。
・犬の肋骨は13本あります。
素人にはどれも加減や圧迫する箇所の見極めが難しそうです・・・・。
ペットセーバー講習での上記3つの方法を動画で紹介している方がいたので、是非確認してみてください!
■異物除去中に愛犬が意識を失ったら・・・。
・心肺蘇生法をためらうことなく迅速に行い、飼い主の掛かりつけの獣医への通報や緊急対応ができる獣医への搬送手配を行います。
・心肺蘇生法中に気道異物が出てきた場合は、指等で取り除きます。
・口の中に異物が見えない場合は、指を突っ込んで無理に探さない。異物を奥に押しやってしまわないように気をつけてください。★ポイント★
・ペット用酸素マスクがあれば、ペットに合うサイズのマスクをアンビューバッグに取り付け、酸素供給ホースを接続して酸素吸入を行いながら、心肺蘇生法を継続します。
・獣医到着後、獣医による投薬を行いながら心肺蘇生法を継続する場合もあります。
こちらも「心肺蘇生法」の動画がありましたので、実際の映像をご覧ください。
これらの技術を使わなくても良いよう、日頃から部屋は片付ける、愛犬が何かを口に入れている時は目を離さないということがどれほど重要か痛感しました。
皆さまもどうぞお気をつけください(>人<;)
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