ぜひ読んで欲しい「しつけ本」
こんにちは。
コーイケルホンディエのハム、1歳7ヵ月です。
犬の繁殖期は一般的に春と秋と言われています。
最近では通年を通して繁殖期となっているようですが、春に子犬を迎える家庭も多いのではないでしょうか。
「モフモフのワンコが家に来る~!!!」
ワンコを迎える前のワクワク感や喜びはまさにこの世の春!
愛犬との素敵な日々を想像し、固い絆で結ばれるであろうパートナーへの溢れる想いが止まりません。
でもちょっと待ってください!!
その夢のような愛犬との生活はしつけ方次第で思いもよらぬ方向へ進んでしまうんです。
だから・・・。
|愛情を持った「しつけ」を。
我が家は「しつけ」=「愛情」だと思っています。
人間社会で幸せに暮らすためには最低限のマナーが必要ですし、それがなければ楽しい日々は過ごせません。
しかし、その「しつけ」も飼い主よがりでは愛犬はついてきてはくれないでしょう。
ワンコは飼い主を選べません。
自由に外出することも、好きなだけおやつを食べることも、好きな時間に遊ぶことさえ許されていないのです。
全てのことにおいて飼い主の許可・制限を受ける宿命です。
だからこそ、常に愛犬を観察して彼らが何を求めているか、個性・犬らしさをしっかり理解する必要があると思います。
物言わぬワンコへの理解を深めることこそ愛情ですし、理解したうえでしつけることがとても大切な気がします。
|世界に衝撃を与えた「ザ・カルチャークラッシュ」
「しつけ」の重要性は理解できても初めてワンコを飼う人にはその方法がわかりませんよね。
我が家にとってもハムは初めての愛犬だったので迎えるまでにしつけ本や行動学の本をたくさん読み漁りました。
その後も気になる書籍があれば目を通していますが、最近是非みんなに読んで欲しいと思える本に出会うことができました♪
もっと早く出会いたかった~(泣)
それが
「ザ・カルチャークラッシュ」(ジーン・ドナルドソン著)
です。
1996年著、8年連続で「アメリカンペットドッグトレーナーズ協会Top Ten Books ドッグトレーナ部門」第一位 を獲得しています。
2004年に日本でも邦訳出版されました。
詳しいことはわかりませんが、どうやら昔は罰を与えるしつけが横行していたようです。
本書はそうした「罰を与えるしつけ」を真っ向から批判し、世の中の「犬のしつけ」を見直すきっかけに一役かっています。
「オペラント条件付け」でのしつけを実践的にわかりやすく紹介しているのが1番のオススメポイント♪
現代においても多くのしつけがこの「オペラント条件付け」によって行われており、出版されているしつけ本もこれに習ったものが多いのが事実です。
また、本書では犬を擬人化しすぎることに警鐘を鳴らしています。
擬人化しすぎるあまり期待が大きくなり、愛犬がそれに応えられないと失望することは酷だと言うのです。
本書では時に犬の知能が低いとか、人間と心を通わせることが困難かのように読み取れる記述がある為、賛否両論あるようです。
(それらのことを研究データ等で示していないため、根拠のない主観的な意見だと思う人がいるようです)
個人的にはそういう論点は抜きにして、純粋にしつけ本として読めば「根気強く頑張ってみよう!」と思える1冊だと感じました。
特にこれからワンコを飼う方、いろいろしつけを頑張ってるけど成果が見えない方は一読の価値はありそうです。
犬種・個体差もありますが、コイケルには向いているしつけ方法だと思います♪
|犬は最良の友。
「ザ・カルチャークラッシュ」は20年以上も前に書かれた本です。
当然現代のトレーニング方法はさらなる進化を遂げていることと思います。
もっともっと進んだしつけ本も出版されているでしょうし、しつけ教室も大いに助けになるはずです。
でも、本当に大切なことはそうした知識を手立てに飼い主が愛犬を理解し、信じることではないかと思います。
「犬は最良の友」ですから (*゚▽゚*)
最後に・・・
ハムと接するときに常に心に留めている言葉があります。
ビジネスでもよく引用される有名な言葉「ボスとリーダーの違いについて」です。
ボスは部下を追いたてる。リーダーは人を導く。
ボスは権威に頼る。リーダーは志・善意に頼る。
ボスは恐怖を吹き込む。リーダーは熱意を吹き込む。
ボスは私と言う。リーダーはわれわれと言う。
ボスは時間通りに来いと言う。リーダーは時間前にやってくる。
ボスは失敗の責任をおわせる。リーダーは黙って失敗を処理する。
ボスはやり方を胸に秘める。リーダーはやり方を教える。
ボスは仕事を苦役に変える。リーダーは仕事をゲームに変える。
ボスはやれと言う。リーダーはやろうと言う。
いつまでも愛犬の良き理解者でありたいですね♪
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