犬が見ている世界。
こんにちは。
コーイケルホンディエのハム、2歳3ヵ月です。
昔は犬が識別できる色は白黒(モノクロ)だけだと信じられていました。
近年ではどうやら彼らはカラーでも見えるらしい・・というのが通説になっているのはご存知の通りですヽ(゚∀゚)ノ
しかし、、、実は詳しいこと知らなくないですか?
ワンコの世界では人間が見ている映像とはだいぶ違うようです。
最近読み進めている「犬の科学」(スティーブン・ブディアンスキー著)という本に犬の視覚について書かれていたのでご紹介します(´∀`*)
|実は立体視が苦手!?
とても意外なのですが、ワンコは映像を立体視できる範囲が極めて狭いそうです。
犬が映像を立体的(=奥行を知覚)に捉えることが苦手とは想像もしていなかったことです。
まさに寝耳に水!!
科学とは縁遠い人生を歩んできたせいか、この手の話はめっぽう弱く驚きの連続です。
あらゆる動物は両目を使っている範囲だけ立体視が可能である!
・・・大前提だそうです。
つまりどういうことかと言いますと、下の図を見てみてください↓↓
出典:「犬の科学」
右目で見える範囲と左目で見える範囲が重なる部分が濃いグレーで示されています。
この範囲のみ立体視できるのですが、ヒトと犬では 映像の奥行を捉える領域がこんなにも違うことがわかります!
「犬って不便だなぁ」って思ってしまいますよね。
ところがそうでもないんです。
獲物を追う時は正面に目標を捉えるのでしっかり奥行を把握できます。
さらに片目で見る場合も目標物の「大きさ・影・動き」からヒントを読み取り、脳で処理して奥行きを判定するというのです。
勉強になります(。・ω・。)
ちなみに犬の目はピント調整も苦手なのだそうです。
どれくらい苦手かと言うと・・・
70cm以内にある物にはピントが合わない!!
だそうです。
ハムには飼い主の顔が「お正月の福笑い」のように見えてるかもしれませんね(-∀-。)
|フルカラーではない犬の世界
続いて色の識別についてです。
色を識別するために必要な細胞を「錐体細胞」と呼ぶそうです。
ヒトの場合「長波長(赤~黄色)」「中波長(黄色~緑)」「短波長(青~紫)」の 3種類の錐体細胞があります。
それらが各色の波長域の光を吸収し、脳で処理すると色として認識できる仕組みです。
犬の場合この「錐体細胞」が2種類しかありません。(霊長類以外の哺乳類は大体が2種類なのだそうです。)
「なーんだ、1つしか違わないじゃない」って思いますよね!?
ところが色覚テストではヒトは約100通りの色調の違いを識別し、犬は2つの色調しか区別できなかったそうです。
その2つの色調とは、
「赤-オレンジ―黄色-緑」
「青―紫」
です。
イヌには赤と黄色と緑が同じ色に見えています。
また、青と紫の区別もできない・・・。
これら2つの色と、白と灰色の区別しかできないのだそうです。
細かいことを言うとキリがないのですが、ザックリと犬の世界を説明するとこうなります。
なので緑の芝生の上で赤や黄色のボールで遊ぶことは、犬にとってかなり見えづらい状況だと言えますよね(笑)
今後のおもちゃ選びの参考になりそうです♪
とても新鮮な知識ですが、真実を自分の目で試したくなるのが人間の性(笑)
早速これらを使って実験してみましたよ~♪
すごーっ!!
さすがハム(笑)
いやいや、まぐれ・・・かな?
5分くらいで撮影したのですが、そんな短時間で本当に赤と青の区別が出来ていたかどうか怪しいものです。
5分経つ頃にはおやつが欲しすぎてボールなら何でも咥えるようになってしまいましたしね(汗)
次回挑戦する時は「赤」と「青」をしっかり区別できるようになったことを確認してテストしてみようと思います♬
と言いつつ、奇跡を信じたい飼い主です(笑)
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