痛みと攻撃性。

こんにちは。

コーイケルホンディエのハム、6歳です。

 

今回は久しぶりにまじめなテーマでいってみようと思います^^

 

ワンコの「痛み」「攻撃性」には深い関係があるそうです。



 

 

ワンコと暮らしていれば悩みはつきもの。

 

飼い主にとって100点満点のハムでも、外ではそれなりに問題行動があります😅

 

どんな問題行動も飼い主さんにとってはありがたくはないですが、特に気を病むのは愛犬の「攻撃性」ではないでしょうか。

 

大なり小なりこの悩みを抱えている飼い主さんは少なくない気がします。

 

社会化不足やしつけ不足などが原因と言われているこの問題。

 

過去に何度か社会化などの観点から問題行動を研究(?)してみましたが、ワンコの攻撃性は原因が複合的なので今回は違った側面から注目してみました^^

 

※過去記事ご興味ある方は是非

「間違えてた!?本当の「社会化」」

「たくさん褒めたらこうなった!」

「ワンコのあいさつ。」

 

|ワンコの攻撃性、原因はなーに?

 

 

「パピーの頃はどんな子とも上手に遊べたのに1歳を過ぎた頃から性格が変わった!」と言う飼い主さん意外に多いですよね。

 

ハムも1歳半頃から「あれ?」と思うようになり、2歳頃には「別人」ならぬ「別犬」のようになりました😱

 

ある有名な動物行動学者の本には「犬の青年期(社会化期が終わってから2〜3歳になるまで)は全てが崩壊し始める時期」と書かれています。

 

俗に言われる「反抗期」でしょうか。

 

↑お店のカートに乗りながら友達とワンプロしようとする若かりし頃のハム。喧嘩じゃありませんよ〜

 

パピー時代にお利口さんだったからとしつけの手を抜いていると、突如として扱いづらい愛犬に変わってしまうのだとか。

 

また、最初の頃は初めての人や知らないワンコとの出会いで溢れていたものが、徐々に知り合いや馴染みのワンコとばかり会うようになり(いつもの散歩道で会う仲間は大体同じことから)、見知らぬ人やワンコに対して脱社会化してしまうのだそう。

 

なるほど、確かに日々のお散歩コースで会う子は同じかも。

 

しかし最近では愛犬のしつけに熱心な飼い主さんも増え、新しいお友達との集まりや遠くのドッグランへたくさんお出かけする方も多いですよね。

 

それなのに攻撃性が出てしまうワンコがいるのはなぜでしょうか?

 

 

一般的に以下のことが攻撃性と関係があるとされているそうです。

  • 元々の犬の生まれ持った性格や犬種の気質によるもの
  • 社会化期に十分なしつけや経験がされてこなかった
  • 過去に辛い経験をしていて、あるひとつの出来事に対して異常に攻撃的である
  • 飼育放棄された
  • 体罰を与えられるような過度なトレーニングを継続的に受けていた
  • 遺伝的な脳内活動の異常

 

もし上記に当てはまらない場合は?

 

その多くは

「痛み」

からくる可能性が高いそうです。

 

海外の実験で病院に来院した様々な犬種の攻撃性を調査したところ、痛みからくる攻撃性を見せるワンコのうち2/3が「股関節形成不全」を患っていたそうです。

 

そして攻撃性は痛みが出る前(飼い主がまだ気づいていない)から始まり、痛みがピークを越えた後も攻撃性の頻度や強度は増していったというのです。

 

中には痛みが出る前は攻撃性が見られなかった例もありますが、そういった犬は痛みが出た時に警告シグナル(うなったり鼻にシワを寄せるなど)を出すことなく攻撃することが多かったそうです。

 

いかにこの病気にかかるワンコが多く、その痛みに苦しんでいるかがわかります。

 

 

我が家のハムも2歳手前で「股関節形成不全」が判明しました。

 

遺伝性の場合は2歳までに判明することがほとんどだそう。

 

大型犬によく見られる病気で、12kg以下のワンコは発症していても軽症で症状が出るのは稀なのだそうです。

 

それなのにそこそこ足を痛めるハム😭(でも大型犬の子と比べれば軽症なのかな)

 

ハムは足が痛む時にしつこく遊びに誘われると、大好きなお友達相手だとしてもかなり強めに怒ります。

 

それだけ痛いということなので、ハムも可哀想だし相手の子にも申し訳ない💦

 

 

病気が見つかる前のハムは毎日のようにドッグランへ行き、週末は遠くのドッグランに遠征。

 

どんなワンコとも一緒に走りまわったり、ワンプロするような明るい性格でした。

 

病気が判明する少し前、若い大型犬とワンプロをして長期間足を痛めたことがありました。

 

もともと股関節形成不全は患っていたと思いますが、その時に急激に悪化させてしまったかもしれません。

 

もちろん2匹とも楽しく遊んでいる最中の出来事なので、相手の子を責めるような気持ちは一切ありません。

 

ただ、飼い主である自分がもっと適切に判断できていたらと後悔することは多いです。

 

コイケル特有の繊細さとビビリな個性も手伝って、その後は次第に他犬への興味がなくなってしまったハム。

 

ワンコと本気で追いかけっこすると1分くらいしか持たないので、今ではそのことを理解している様子。

 

すぐに足を痛めてしまうから、もしかしたら「ワンコと遊ぶ=痛い=他のワンコ苦手」と刷り込まれているのかもしれない・・・とも思ったり💦

 

痛みだけが全ての原因ではないと思いますが、ハムのマイルールがどんどん厳しくなっていく(=キャパ狭い)のを助長しているように感じます。

 

病気は百害あって一利なし!

 

できることなら自分の愛犬にはそんなこととは無縁でいて欲しいですよね。

 

青年期を迎えて問題行動が増えたら心の成長の証だと思います。

 

でも、もしかしたらそれは「痛み」を抱えているシグナルかもしれません。

 

愛犬がワガママ・頑固になってきたと決めつけず、社会化や躾に力を入れるのと同じくらい健康チェックも定期的にしてあげて欲しいと願います。

 

ハムは何度も足の痛みで病院へ行きましたが、病気が判明するまでにだいぶ時間がかかってしまいました。

 

過去の経験からセカンドオピニオンや専門医での定期検診をお勧めします。

 

楽しい生活には愛犬も飼い主さんも健康でいることが一番✨

 

 

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